唄う浪花の巨人
  パギやん(趙 博)
大阪市西成区出身の在日韓国人ミュージシャン&歌劇派芸人。
「ちょう・ぱぎ」として知られていて、愛称は「唄う浪花の巨人・パギやん」。

大学・塾講師を務めていた1992年にロックバンドガーネット&レイジのリーダーとしてデビューし、
1995年にCDアルバム『ソリ・マダン』でソロデビュー。
TBSテレビの筑紫哲也NEWS23で歌う塾講師として取り上げられた事によりカルトな全国区人気を博す様になる。
デビュー以来、ライブ&トークやテレビ・ラジオ出演では、メジャーシーンで扱われない題材・テーマにこだわって表現活動を続けている。
2002年から、同じ在日の芸人であったマルセ太郎の得意演目「スクリーンのない映画館」(映画再現芸)に音楽的要素を加味した「歌うキネマ」公演を開始、現在までの主な演目としては「ホタル」「マルコムX」「キクとイサム」「神様こんにちは」「砂の器」「風の丘を越えて(西便制)」「パッチギ!」。
2004年に塾講師をやめて芸能活動に専念する一方、人権活動家としても知られている。

マルセ太郎に私淑した関係上、永六輔と親交が深く2006年TBSラジオの土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界にはよく出演していて「2006年度芸能大賞」に選ばれた。
パギやん(趙博)の歌うキネマとは
パギやん(趙博)が「映画を丸ごと一本」歌い語ります。
故・マルセ太郎の至芸「スクリーンのない映画館」に触発され・惚れ込み・教えられ、 そして私淑したパギやんが、コトバ・ウタ・ミブリの曼陀羅をステージ上に咲かせる「歌うキネマ」。
それは映画と一人芝居の出会いであり、講談や落語といった語り芸の手法と、パンソリやジャズなどの音楽的要素を織り込んだ独自の世界です。だから、映画の感動が鮮烈に蘇ってきます。その映画を見た人は、忘れかけていた映像が浮かんできます。初めて歌うキネマを見る人は、その映画が見たくなるという必見の芸です。
その芸の本質は物語をただおもしろおかしく語るのではなく、その映画がもたらしてくれる感動の核心を引き出してくるところにあります。それゆえに「パギやんの歌うキネマ」は、映画を語って映画よりも面白いのです。
声体文藝館とは
小説や映画の感動をもう一度!
声体文藝館とは、数々の歌うキネマを手がけてきた「パギやん」が、新たな芸域に挑戦。

自慢の声と巨体を駆使して、「青春の門」の小説や映画を語ります。
本邦初公開の芸です。この瞬間を見れば、あなたは歴史の生き証人となります。
歌うキネマシリーズでは、時には丹波哲郎の霊が乗り移り、時には高倉健に見え、そこに映画の世界を再現させ、多くの感動を与えてきた「パギやん」がどのような芸を見せるのか、こうご期待ください。

【過去の歌うキネマ公演のお客様感想から】
二十年以上前に観た感動がよみがえってきました。とても素晴らしい舞台でした。
ひとりでどのように演じるのだろうかと思ってましたが、そんな事は余計でした。迫力があり、最後の方は、涙が出ました。すばらしかったです。
ものまねも含め、趙さんの演技力と声量はものすごいと思いました。
迫力があり、引き込まれてしまいました。何種類もの声の使い分けが上手でシーンを想像しながら楽しませてもらいました。声が素敵で聞いていて、とても気持ちよかった。
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